世田谷の当事者運動の歴史



1974年 梅ヶ丘駅を誰もが利用できるようにする実行委員会発足

…梅ヶ丘駅スロープ化運動が始まる。階段しかなかった梅ヶ丘駅から、
 新宿などに遊びに行きたいという当事者の声をきっかけに、
 線路に下りて電車を止めるなどの行動をしながら、
 77年にホームに直接上れるスロープができるまで運動を繰り広げた。



1976年 雑居まつり発足

…世田谷ボランティア連絡協議会が発足したと同時に、
 雑居まつりを立ち上げ、いまだに継続される世田谷の一大イベントとなる。



1977年 グループたびたち正式発足

…家に閉じ込められていた障害者を、障害をもった仲間が直接家に訪問して、
 本人や家族の声を聞きながら、家から出し、
 外の世界を経験してもらう活動が個人的になされていた。



1979年 身体障害者介護人派遣制度の改善を求める会発足

…グループたびだちなどの動きが盛んになるにつれ、
 その前に大きな壁として立ちはだかっているということが出てきた介助問題を、
 世田谷区に公的保障として要求していこうという動きが高まり、
 交渉を重ねていく中で職員の差別的発言がきっかけで、座り込みの抗議行動などが行われた。



1979年 自立の家をつくる会発足

…求める会として公的な介助保障を要求する運動をしながら、
 具体的に自立生活するための介助者を地域で探したり先輩たちが
 そのノウハウを伝えたりしていた。



1982年 あたりまえの生活を考える会発足

…81年の国際障害者年記念行事の一環として、
 アメリカのバークレーで始まったCIL設立の動きに関わった
 エド・ロング氏を世田谷に招いて講演会を行ったのをきっかけに、
 世田谷地区のIL運動をつくろうとした組織。



1987年 在宅ケア研究会発足

…当時の世田谷ボランティア協会と、介助を必要とする当事者数人が中心となって、
 老人問題を中心に動いていたグループと一緒に、その歴史や生活を取材して資料にまとめ、
 将来的な介護・介助のあり方をつくりだそうとした組織。



1987年 合同介助者集めの会

…24時間介助者を入れているメンバー同士が、一緒に介助者を集め、
 一定の規約を作り、お互いの生活を支え合おうとした組織。



1990年 HANDS世田谷発足

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