2012年10月5日、国立成育医療研究センター前で、「出生前診断」に関して疑問を投げかけるビラを配布しました。
以下の文面をご参照ください。

障害をもつ私たちからの素朴なギモン・・・・・・
「出生前診断」って必要ですか。


唐突ですが、世の中には「いろいろな人」たちがいます。 
「痩せている人」、「太っている人」
「気が短い人」、「温厚な人」         
「勉強ができる人」、「そうでもない人」…。         

数え上げればキリがありません。そして、これら「…な人」ということはこの世に生まれる前は「わからない」ことです。

当たり前ですが…。

この度、世田谷区内の国立成育研究医療センターにて、簡易な血液検査で「障害」をもって生まれてくるかどうかを判別するという「出生前診断」がはじまろうとしています。


「なぜ『障害』をもって生まれてくることを前もって判る必要があるのかなぁ。」


私たち障害をもって生きている者にとって、ホント素朴に疑問なのです。

たしかにこの世の中、「障害」をもって生きるには「生きづらさ」はあります。でもそれと「生まれて来てよかったか」ということは別のことだと思います。私たちの多くの「障害」をもつ仲間は「生まれたこと、産んでくれた事に感謝している」し、「この世にいき続けている」ことに心から喜びを感じています。

太古の昔から、自然なかたちとして「障害」をもって生まれてくる者は「かならず」いるのです。

ただの「…な人」として。

それが人にとって「当たり前」のことなのでしょう。であれば…。それをそのまま受け入れた上で「生きづらさ」の基となっている「社会の仕組」や「考え方」をみんなで解決していきたいと切に願います。

読んで頂き感謝いたします。
最後にもうひとこと。熱き思いを込めてささやかなメッセージを。


    
  「障害者の生きざまも、なかなか結構イケてるんすよ」。

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